気に入らないことがあると、床に頭をゴンゴン打ちつけたり、壁に後頭部をゴンゴン打ち付ける子どもの自傷行為。
自分の子どもの自傷行為を見るのは、親として本当につらいですよね。
私の息子も生後6ヶ月から2歳過ぎまで自傷行為をしていたので本当につらかったです。
ですが、もうすぐ4歳になる現在、頭を床に打ち付ける行為はなくなりました。
いつかはしなくなる日がくるのですが、おでこに内出血ができるくらい床や壁に頭を打ち付けていると、脳への影響も心配ですし見過ごす訳にはいきませんよね。
そこで今回は私が実際に保健師さんや心理士さんから聞いた、自傷行為の原因や対応の仕方などをお伝えしたいと思います。
目次
赤ちゃんの自傷行為!壁や床に頭を打ち付ける原因は?
言葉が話せない
自分の意志がはっきりしていて伝えたい事があるのに、言葉で伝えることが出来ないもどかしさ、苛立ちから自傷行為をしてしまうのだとか。
1歳2歳頃のまだ上手に言葉を話すことが出来ないお子さんに多いようです。
うちの息子も2歳半までおしゃべりがほとんどできなかったので、
うまくいかない事があるたびに頭を床にゴンゴン打ち付けていました。
お母さんに構ってもらいたい
子どもが壁や床に頭をゴンゴンする行為を見て、周りはびっくりして何らかの反応をしてしまいすよね?
すると子どもは「コレをするとかまってくれるのか!」とわかり、ゴンゴンをするようになってしまうのです。
知的障害や自閉症
私が1番心配したのは、ここでした。
ネットで検索すると、自傷行為は知的障害や自閉症の子どもの行動の1つのようで、実は他にも当てはまる行為が他にもありました。
・言葉のオウム返し
・目が合わない
・クレーン現象
「え…これ全部当てはまるんですけど…」
調べれば調べるほど不安になりました。
結果的には成長と共に自然に落ち着いて、自閉症の診断はされませんでしたが、当時は保健師さんや心理士さんに相談し、2歳半から1年間、児童デイサービス(※1)に通うほどでした。
症状が当てはまるからといって、必ずしも自閉症とは限らないので、心配でしたら、保健師さんや心理士さんに相談してみると良いですよ。
(※1)発達に心配のある子どもや障がいを持つ子どもを対象に、療育を行う専門性のある事業のこと
頭を床や壁に打ち付けた時の接し方は?
反応しない
頭を床や壁にゴンゴンガンガン打ちつけている行為を見ても反応しない。それをやっても自分に注目してくれないとわかれば、次第に回数が減っていきます。
ただし、フローリングやコンクリートなどに向かって打ち付けようとしている場合は止めなくてはいけません。
その場合、なるべく反応せずに
さりげなく抱きかかえたり
さりげなくクッションを添えてみる
などしてください。
とにかく、怪我をさせないよう配慮しつつ
「ママはその行為には全く動じません。」
という態度で接するのです。
気持ちを代弁してあげる
伝えたい事や思いを言葉に出来ないもどかしさや、苛立ちがストレスとなりゴンゴンしてしまうので、
「これが欲しかったのね?」
「出来なくてくやしかったんだね?」などと
普段から、気持ちを代弁してあげるように接してあげると、お子さんのストレスも少しは和らぐと思います。
終わりに
当時の私は、息子が事あるごとに癇癪を起こし、床に頭を打ち付けるので、少しの物音でも
「またゴンゴン始まった?!」
と、びくびく反応してしまうほどノイローゼになりそうな日々でしたが、
息子が伝えたい事を言葉で言えるようにるとその行為はだんだんと減っていきました。
あれだけ思い悩んだのにもうすっかり過去の出来事になっています。
児童デイサービスの先生から
「自傷行為をしてしまうのは、心が優しい子に多いんですよ。他人に八つ当たり出来ないから自分を傷つけるの。あなたのお子さんは、優しい子なんですよ。」
と言われた事がありました。
辛い日々でしたがこの言葉にはかなり励まされました。
そしてきっとあなたのお子さんも心の優しい性格なんだと思います。
こういった悩みは、一人で抱え込まず、保健師さんや近くの子育て支援センターなどの専門の方に相談してくださいね!
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